【IVCレポート】2019/Q4 イスラエルハイテクスタートアップへの投資動向最新情報
毎年1,000社を超えるスタートアップが生まれるイスラエルは、現在世界中の投資家から注目を浴びている。2019年第4四半期には、⼤規模な資⾦調達またはレイターステージのラウンドでは、ディール数と資⾦調達額が増え続けた⼀⽅、シードとアーリーステージの企業への投資金額は減少の⼀途を辿った。
注目が高まるイスラエルのスタートアップ投資動向に関して、IVCから2019年第4四半期の最新情報が発表された。サマリーは以下になる。
イスラエルのハイテク関連企業の資金調達パターンには、2019年の1年間を通じて大きな不均衡が生じていた。大規模な資金調達またはレイターステージのラウンドでは、ディール数と資金調達額が増え続けた一方、シードとアーリーステージの企業に割り当てられる資金は減少の一途を辿った。
2019年は、シードラウンドにおける資本の重大な弱体化を記録した最初の年だった。この傾向が継続的かを判断するのは時期尚早だが、過去10年の イスラエルのハイテクスタートアップへの投資パターンと異なることは確かである。
AI領域は過去10年間、イスラエルにおいて最も注目を集める産業分野であり、最先端のAIテクノロジーを市場に投入することを目指して多額の投資が行われた。2019年だけでAI関連企業に37億ドルが投資され、投資額全体の45%を占めた。
イスラエルのVCは世界の投資ペースに遅れまいと奮闘したが、2019年のディール数は停滞したままだった。2012年以来初めてのことである。かつては、イスラエルのVCがアーリーステージの企業に注目を寄せ、大規模ラウンドに関する資金の大半は、イスラエル国外のファンドから集められるのが一般的だった。しかし、2019年はこの傾向が変化し、より多くの戦略的なレイターステージの投資家がアーリーステージに参入した。この変化によりイスラエルのVC主導型のディール数は伸び悩んだ。
【目次】
1. ハイライト
2. 資金調達の総額
3. 資金調達動向の予測
4. VC主導型のディール
6. ラウンド別の資金調達
7. ステージ別の資金調達
8. ディールサイズ別の資金調達
9. 1億ドルを超える大規模ディール
10. 主要産業別の資金調達
11. 注目領域別の資金調達
12. イスラエルVCファンドの動向
13. 本レポートについて
本資料「IVC-ZAG 2019年第4四半期 ハイテク関連イグジット報告書」は以下よりダウンロードが可能。興味のある方はぜひ確認をしてみてほしい。
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