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【イスラエル サイバーセキュリティステータスレポート】: サイバーセキュリティ新規設立企業数は大きく減少

サイバーセキュリティはイスラエルハイテク産業の中で、最も強くそして成功している産業として考えられています。Check Point Software Technologies社はイスラエルで最も市場価値の高い企業ですが、彼らの成功こそがイスラエルのセキュリティ産業の地位を高めたひとつの要因です。にも関わらず、1990年から10年以上が経ち、彼らほどの成功を収めているサイバーセキュリティ企業はまだでてきていません。

それでも、ここ数年はイスラエルサイバー産業は独特の成長をしていました。しかし、その成長も2017年は影を潜めてきています。IVCの調査によると、新たに設立されたサイバーセキュリティ企業は2015年から減少をたどり、98社の設立数から2017年は48社まで減少。この数字は2012年以降の統計では最も少ない数になります。

新規設立のサイバー企業の減少を示すデータは、サブセクターをみるとより鮮明になります。インテリジェンスサブセクター(サイバーデータ収集・分析)では、新規設立の企業数は2017年の1年間だけで10社減少しています。IoTとIIoTサイバーサブセクターでも減少しており、2015年は14社の新規設立が、2017年は7社にまで減少、さらにクラウドセキュリティに関しては、2017年の新規設立企業はありませんでした。

イスラエルのサイバー関連の統計によると、62%がビジネスを継続していおり、15%が売却もしくは合併、残りの23%は既に廃業しています。新規設立企業数のこの傾向は、そのほかの数字を見る上でも示唆を与えています。例えば、2017年の資金調達トレンドは2015年87件から48まで減少。この数字は2013年よりも低い数字となっています。


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