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イスラエルスタートアップならではのコミュニケーションの特徴

December 14, 2017

 

前回、前々回と二週にわたりイスラエルスタートアップと日本企業全般とのビジネスカルチャーとの違いに触れてきた。今回はもう少し詳しく、会議やコミュニケーションの特徴について取り上げたいと思う。

バイバー(Viber)時代、そして現在取引のあるイスラエルスタートアップ数社での実務を通じて、彼らの会話やコンセンサスの取り方は、日本のそれとかなり異なると感じているからだ。

 

会議の様子

以前のブログに記載した通り、彼らの会議の様子ときたらまるで動物園である。とにかく皆が好きなように言い合う。

話が終わって自分が話すタイミングを探しているようでは、何も話せないだろう。ネイティブ並みの英語力かよほどの技術知識がないと、議論の中に入っていくのは難しい。

私は何度もイスラエル人が目上の立場の日本人に「うなずくだけなら打合せに出るな」と平気で言い放っている光景を見た。

ちなみに言った側のイスラエル人には全く悪気はなく、単に気質の問題である。ただし、言われた側の日本人は少なからずショックだろう。

 

得意の電話(ボイス)

インターネットの時代になり、もはや音声でのコミュニケーションは死んだと言われてはいるが、なんのその、イスラエルスタートアップの人達はとにかく電話好きである。私にも時間も場所関係なく、ガンガン電話がかかってくる。

Whatsappなどのアプリでメッセをしていると、そのうち直ぐに音声でかけてくることは日常茶飯事だ。気になる事があったり何かロードブロックがあったらすぐに解決しないと気が済まず、休日であろうが何時であろうが、とりあえず電話。

これはイスラエルのビジネスシーンでは常識的であり、付き合いが深くなると次第に慣れてくるはずだ。

とはいえ、いきなり電話をかけることは好まれないのが最近の日本人のビジネスマンの常識である。きちっと時間を設定して相手の時間を確保した上で話すのに慣れた日本人には、しばらくは違和感を感じることであると思う。

 

メッセージやメール

とにかくメールやメッセージは短い。中身が用件だけである。

日本側がどれだけ長いメールを送ろうが、返信は2行程度だ。

逆に以前何度もイスラエル人に聞かれたのが、「なんで日本人は必ず、Thank you for ~でメールを始めるのか」ということだ。彼ら曰く、いちいち書くのは時間の無駄だし、わざわざお礼を言われるようなことはしてないとのこと。

無駄嫌いのイスラエル人から言われると、ごもっともである。

また面白いのが、彼らのメールやメッセージの冒頭にも癖があることだ。だいたい”Hey”で始まる。

直訳すると「おい」である。個人的にはすっかり慣れてしまったが、きっと日本人は一番違和感を覚える部分だろう。

しかも、これは誰に対しても同様に使われる。礼儀を重んじる日本人のビジネスマンは、最初は「なんて失礼なやつだ」と感じるのではないだろうか(実際、海外で長く仕事をしてきた自分もそう思った)。

しかし、これが彼らにとっては当たり前のコミュニケーションである。日本式に「大変お世話になります~」などと綴っていると不思議な目で見られるだろう。

 

ただ文化が違うだけ、ということ

以上のように、イスラエル人と日本人とではちょっとしたコミュニケーションの取り方にもで相当な違いがある。それゆえに、誤解やミスコミュニケーションが生じ、感情論も含めて大きな問題に発展する場合がある。

しかし、お互いに悪気はないのだ。ただ文化が違うのである。

私達は些細な事で大切な人間関係やビジネスが壊れないように、イスラエルスタートアップのメンバーにも両国の違いについて時間をかけて伝えている。正直、非常に根気のいる仕事でもあるのだが、私は両国のビジネス発展のために時間を費やす価値があると信じている。

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